正法寺のほとけさま
現在へと受け継がれる仏さまの一部をご紹介します。
1本堂
本尊 三面千手観世音菩薩
鎌倉時代初期の像高181cmの木造三面千手観音立像。顔の両側に別の顔(化仏)がある珍しい三面形式で、過去と未来にも目を配るという意味を持っています。(国指定重要文化財)
1本堂
聖観世音菩薩
平安時代初期の弘仁年間、弘法大師 四十二歳の作と伝えられる、立像式の観音菩薩。厄難消除の仏さまとして古くから信仰されてきました。
1本堂
阿弥陀如来
両手で定印を結ぶ阿弥陀如来像。浄土宗系の宗派では、南無阿弥陀仏と唱えれば、誰でも極楽浄土に生まれ変わるとされ広く受け入れられてきました。
1本堂
西国薬師第41番札所 薬師如来
開山智威大徳は当地に隠棲して薬師如来を祀りました。病気を治して衣食住を満たすとされ、多くの仏さまのなかでもお医者様の役目を果たしていただくのが薬師如来です。
3宝生殿
京都六大黒天霊場第3番札所 走り大黒天
通称「走り大黒天」と呼ばれ親しまれている大原野大黒天。1日でも一刻でも早く私たちに福を授けに来ようと、走っているお姿をされた珍しい大黒さまです。
3宝生殿
愛染明王
室町時代の作の愛染明王坐像は、獅子冠をかぶり3つの目と6本の腕を持っています。敬愛和合の誓願に住し、夫婦和合、縁結びなどのご利益がある仏さまです。
4春日不動堂
春日不動明王
大日如来のお使いとして、主に悪魔降伏の任を担ってこの世に現れたとされています。除災招福、家内安全、当病平癒、交通安全、学業成就の他、新年や節分では厄除祈願で賑わいます。
鼓動不動
通用門をくぐり、右手の回廊に佇む石像の不動明王。耳を澄ますとお不動さまの鼓動が聞こえてきます。
子育水子地蔵尊
安産祈願、子育や成長安全の幸せを願うほか、水子供養などの御霊もお守りする地蔵尊をお祀りしています。
清め不動尊
不動真言を三度唱えて、水を掛けてから春日不動堂にお参りいただくこともお勧めしています。
石像阿弥陀三尊
梵字状の庭園の背後に阿弥陀如来、その慈悲の分身である観世音菩薩、知恵の分身である勢至菩薩の石像が鎮座しています。